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Channel: 3人暮らしあっちこっち
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科学立国?

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先日、文系の大学を廃止するという旨の通達が文部科学省からあったということでびっくりしてしまいました。
あまりにも短絡的な発想のような気がするのです。 

もちろん、現在日本は科学に強い国なのかもしれません。
そして強みを活かすという考え方もわかります。
ですから科学立国を維持するためにするべきことは人材の育成をしようという考え方もわかります。

でも
実は今一番必要なのは初等教育の充実なのではないでしょうか。
基礎的な力を持つ子供を増やすことで底辺をもっとひろげることでトップクラスの人を増やすことができると思うのです。

実は私は中堅クラスの理系の大学で実習をサポートする機会がありましたが、基礎的な力が不足している学生が少なくないことが気になりました。 受験勉強をしてきているので計算のパターンは覚えこんでいても、意味を理解していなくて応用が利かない子がいるのです。

せめて小学校で教えることだけでも子供たちがしっかりと身に着けられることが重要になってくると思います。
小学校で学ぶことが身につかないまま中学、高校に進んでも彼らはただ意味のない時間を学校の教室に束縛されるという経験を(あるいは逃げ出すという経験を)重ねることになります。

しかし本来学ぶということは楽しいことの筈です。基本をしっかりと身に着けられれば学びたいという意欲はそれぞれの興味に応じておのずから湧いてくるものだと思うのです。

共稼ぎの家庭が増え、また貧困嘉芸が増えいている現在、家庭でのバックアップが難しくなっている子供たちが増えています。
せめて小学校だけは勉強のペースを示すペースメーカーの役割と採点して子供たちをカテゴライズすることで終わるのではなく理解度に応じたグループ分けの授業などを通して学んだことが身につくことを目指してほしいです。

そのためには小学校にかける予算をしっかりとかけ、教育法についての研究を続け、その研究に沿ってしっかりと訓練を受けた先生をしかるべき待遇で働いてもらうこと、を希望します。






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